令和元年11月29日に行われた三好市議会第1回臨時会議では、複数の重要議案が可決された。
市長の黒川征一氏は、西谷清議員の逝去に際し、哀悼の意を表した後、議案の説明に移った。
特に、議案第59号では議員報酬を引き上げる条例改正が提案された。これは、特別職の国家公務員の給料引き上げに伴うものであり、期末手当が年間0.05月分引き上げられる。これにより12月支給の期末手当は100分の167.5から100分の172.5に改正されるとされた。これに対して、吉田和男議員は「実質的には年間の変化は少ない」と指摘し、具体的な説明を求めた。
次に、議案第60号では三好市職員の給与に関する条例改正が議題となった。宇治川栄治総務部長は、人事院勧告に基づき、勤勉手当が年間0.05月分引き上げられることを強調した。こちらでも質疑は行われなかった。
また、議案第61号には2019年度三好市一般会計補正予算が提出された。歳入歳出の合計が256億9,979万1,000円に上る。これは国の動きに基づく人件費の追加が含まれ、特別職の給与引き上げに対応するものであると説明された。
続けて、議案第62号から第64号に関しては、国民健康保険特別会計や水道事業会計の予算修正についても議論が行われ、全て可決された。
本臨時会議は1日間の日程であり、議長及び市長からの挨拶の後、散会となった。黒川市長は、今後の市政運営に議員の意見を反映させることを約束し、議会の協力に感謝の意を示した。