令和3年9月9日、三好市議会が開催され、高井 美穂市長に対して一般質問が行われた。多岐にわたるテーマが話し合われたが、特に新型コロナウイルスワクチン接種と自宅療養の支援制度、さらには同性カップルのパートナーシップ制度についての議論が注目された。
今回の会議では、特に新型コロナウイルスワクチン接種の進捗が話題になった。高橋 玉美議員は、接種者の状況を問うと、環境福祉部長の滝川重夫氏は総接種者数が14,974人、接種率が65.6%に達していると述べ、65歳以上の接種率は91.9%と高い数字を示した。また、64歳以下では40.7%となっており、ワクチン接種が順調に進行していることが伺える。
さらに、今後12歳以上の子供を対象にした接種も進む予定であるとし、子供たちの心理的な不安要素を軽減するための配慮を求める声が上がった。特に、親の感染で家庭内の療養環境が厳しくなる中、社会全体でのサポートが求められる。
次に、新型コロナウイルスの軽症者自宅療養支援について議論された。高橋議員は、自宅療養中の感染者とその家族が直面する困難や、医療的な支援がどのように行われるか、具体的な対応策を質問した。環境福祉部長は、保健所が療養者と連携を密にし、適切な情報提供を行うことで支援が図られると回答している。
また、パートナーシップ制度についても議論が交わされた。これは、多様性を尊重し、性少数者の権利保障に向けた重要なステップであり、高井市長は市民の理解を得る努力を続ける意欲を示した。
さらに、議員からは事業者への経済支援や観光業への支援策についても要望が出され、市長は独自クーポン券の配布やGo To キャンペーンなどの施策を通じて支援を続ける意向を示した。
このように、市議会では新型コロナ禍における様々な課題への対応が議論され、市民の健康と権利を守るための施策が今後強化されることが期待された。町づくりや市民の生活向上に向けた具体的な取組が一層進められることが求められている。