令和2年6月1日、三好市議会の定例会議が開かれた。
本会議では、新型コロナウイルス感染症対策や、その影響を受けた県の施策の紹介が行われ、庁内の感染予防対策の徹底が強調された。市長の黒川征一氏は、議会において市民や事業者への支援施策を報告した。特に、国からの特別定額給付金や、三好市独自の緊急経済対策について具体例を挙げて説明した。
市長は、感染症対策に関連する様々な施策を進める必要性を訴えつつ、地域経済の支援策を進めることの重要性についても力を入れた。詳細には、学校の通常授業再開や観光施設の利用条件見直し、地域の雇用促進に繋がる施策が進められている。
また、議案として「三好市サンライズビル跡地整備基本計画策定検討委員会」の設置が提案された。この委員会では、跡地の用途及び今後の整備に関する計画が検討される見込みである。
さらに、三好市税条例の一部改正案も議題に上がり、特に新型コロナウイルスに関連する特例措置の導入が議論された。この改正には、医療法人や中小事業者への支援を含む内容となっており、議員の関心を集めた。
特に注目されるのは、2020年度一般会計の補正予算における策定提案で、歳入歳出において約4億3,629万円の追加が見込まれている。その中でも、ウオータースポーツ推進事業など地域の発展を目指した施策が具体化する予定である。
また、国民健康保険特別会計の補正予算も提案されており、こちらでも健康管理のさらなる充実が図られる。議会ではこれらの議案について、詳細な審議が行われることが期待されている。従って、市民への影響を考慮しつつ議論が進められている。今後の取り組みには市民の積極的な参加が求められるだろう。