令和２年三好市議会９月定例会議が９月24日に開催され、主に決算認定や補正予算についての議題が審議された。
今回の会議では、まず2019年度の三好市各会計の歳入歳出決算認定に関する３件が一括して議題となり、決算審査特別委員長を務める三木和弘議員が報告を行った。報告によると、全ての決算案件が原案通り認定される見通しとなっている。特に、地域バス路線運行補助事業に関する質疑があり、補助の基準についても説明され、議員から信任される方向で進む。
続いて、2020年度の補正予算案が審議された。特に大きな焦点であったのは、新型コロナウイルス感染症の影響で予想される財政の急激な悪化に対応するため、地方税財源の確保を求める意見書の提出が承認された点だ。議決された予算により、インフルエンザの予防接種費用の助成や、じんかい車の購入費用についても議論が交わされた。
黒川征一市長は、「新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行することを懸念しており、特に高齢者へのワクチン接種を推奨することが大変重要」と強調した。また、病院事業会計の決算認定についても質疑がなされた。増加する延べ入院患者や延べ外来患者数について、利用者が増えた理由が説明された。
他の議案では、特定教育・保育施設に関する基準の改正を含む条例改正案、三好市営貸付住宅管理条例の改正案などが一括して可決された。これにより、地域の福祉向上に向けたさらなる取り組みが期待される。議案は全て原案通りに可決され、会議の円滑な進行が確認される中、両議院からの貴重な意見も反映された。