2019(令和元)年の三好市議会6月定例会議が開催され、多くの重要議案が審議された。
特に、三好市森づくり条例や森づくり基金条例の制定が強調された。これに関して、産業建設常任委員長の古井孝司氏は、木材を利用した施策について「計画的、長期的に進めていくために人材育成が重要である」と述べた。
また、議案第44号の2019年度三好市一般会計補正予算においては、子供たちのための放課後児童クラブ費が含まれており、さらなる支援が求められている。文教厚生常任委員長の大浦忠司氏は、「支援員の意見を聞く機会を設けるべき」と提言した。これに対し、担当部署は「現場で働く方々の意見を重視する」と応じた。
さらに、追加議案として提出された2019年度三好市一般会計補正予算の第2号では、市長の黒川征一氏が「池田ダム湖ボートスロープ設置測量設計業務委託料の追加」を説明した。これは、慎重な観点から設置場所や工事の安全性を再検討するものであり、吉田和男議員は「想定内の可能性を考慮する必要がある」と述べた。
市長の給料減額についても言及された。黒川市長は、「行政責任に対するけじめ」として、自身と副市長、教育長の給料を減額することを決定したと報告した。この件についても議論が交わされ、透明性を持った市政運営の重要性が強調された。
市民からの信頼回復と前向きな施策の実行を目指し、本会議は課題への取り組みを進める構えを見せている。今後も議会と市政が連携し、持続可能な地域づくりを目指す必要がある。