2020(令和2年)第3回三好市議会臨時会議が開かれた。
市長の黒川征一氏は、会議の冒頭で市政発展のために尽力する議員に感謝の意を表した。
今回の議題は、三好市国民健康保険市立三野病院の特別会計に関する報告や、市の職員給与を改訂する議案など多岐にわたる。特に、議案第74号と第75号では、国の方針に基づいた職員の給与見直しが焦点となった。
議案第74号では、三好市議会議員の議員報酬等に関する条例が改正され、期末手当が年間0.05月分引き下げられることが提案された。この改正は、国が特別職の公務員の給与を改定したことを受け、三好市でも同様の措置を講じる必要性があるとした。
続いて、議案第75号が上程され、三好市職員の給与に関する条例の改正が説明された。こちらも、国家公務員給与の鑑みて適用されるものであり、特に再任用職員については引き下げの対象としない旨が伝えられた。
平尾壮作氏の報告によれば、三好市立三野病院の補正予算は新型コロナウイルス感染症対策として急遽整備されたインフルエンザと新型コロナウイルスの患者動線の分離設備に関連している。収入および支出の計253万7,000円の追加補正が必要であるとし、新型コロナウイルス感染症関連の補助金で賄えることが示された。
最終的に、全ての議案は原案通りに可決され、会議は終了した。午後の新型コロナウイルス感染対策の方針も改めて確認され、臨時会議は無事に終わった後、黒川市長は議員の健康を気遣う挨拶を行った。
三好市議会は、今後も市民の安全と福祉を優先し、慎重に事業を進めていく意向を示している。