令和3年第4回大田原市議会定例会が開会された。
議長の選挙や副議長の辞職に伴う新たな選任が行われた。まず、前野良三議長の辞職願が提出され、議会はこれを許可する決定を下した。次に、議長選挙が実施され、君島孝明議員が新議長に選ばれた。君島議長は、就任挨拶で新たな責務の重さを実感し、円滑な議会運営に努める意気込みを表明した。
副議長選挙においては、大豆生田春美議員が選出された。これに対し、議員からお祝いの言葉が寄せられ、議長と副議長のチームワークが今後の議会運営に重要であるとの認識が共有された。市長の津久井富雄氏は、両名への祝辞を述べ、議会の権威や品位保持に期待を寄せ、コロナ禍での市民生活に対する感謝も忘れなかった。
この会期は、11月29日から12月8日までの10日間に設定された。会期中には、提出された議案12件と陳情3件の審議が行われる予定であり、初日の本会議では議会の運営について重要な決定が次々と下された。特に重要な議案としては、専決処分の承認を求める議案や人事案件が含まれている。
今後、一般質問や各常任委員会による議案審査が進み、市政の進展に寄与する中身のある議論が期待されている。議員各自は、市民からの信任をもって選ばれた存在であることを再確認し、円滑な議会活動に専念する姿勢が求められる。