令和5年9月11日に開催された野木町議会定例会では、高齢者支援や災害時の安全対策などの重要な提案がなされた。特に高齢者支援については、特に災害や緊急事態における支援の必要性が強調された。
災害時に高齢者にどのように情報提供するかについて、真瀬宏子町長は、消防防災交通係を通じて地域の代表者へ速やかに連絡を行っていると述べた。この際、防災行政無線や緊急速報メールも利用されており、高齢者への情報提供が目的とされている。
被災者の避難支援については、町が進める個別避難計画の作成状況が問われ、町長は安全・安心見守りネットワークとの連携を重視していると強調した。現在、要支援者は231人登録されており、見守り協力員は182名とされているが、後者の不足が課題とされている。
また、高齢者の健康支援について、フレイル予防事業や口腔ケアに関する取り組みが行われているが、特にオーラルフレイル対策が重要であるとされ、今後の拡充に期待が寄せられている。現在の歯周病検診受診率は低く、ナッジ手法など新しいアプローチが求められている。
一方、洪水ハザードマップについても改訂が進められており、内水ハザードマップの作成が求められている。町長は、その重要性を認識し、町民へ迅速に情報提供するシステムを強化する意向を示した。
本会議では、さらにフードバンク事業にも焦点が当てられ、引渡し希望者の内訳や受入れ実績が報告された。今後、周知活動や参加促進の強化が必要とされている。町長は、情報提供を充実させることで、地域の連携を強化していく考えを示した。