令和3年2月に開催された真岡市議会定例会では、市長の専決処分事項の承認、真岡市公平委員会委員の選任、及び新型コロナウイルス感染症に関する一連の議題について審議された。
特に注目を集めたのが新型コロナウイルス感染症の影響に対する対策である。市長の石坂真一氏は「市民の安全と健康を最優先にし、迅速な対応を心掛ける。」と強調した。
七海朱美議員は、新型コロナウイルスワクチンに対する市の準備状況について質問。接種会場の確保や情報提供の方法について答弁を求め、市長は拠点医療機関による対応を明らかにした。市内でのワクチン接種が進む中、情報提供の充実を図っていく方針だ。
また、井頭公園周辺整備についても議論が行われた。栁田尚宏議員は、周辺の施設の整備及び図書館の新設に関する意見を表明し、議会は市民との意見交換を重視するべきだと強調した。市長は、井頭公園を訪れる市民増加を見越し、環境の整備や新たな施設の充実に向けた取り組みを進める考えを示した。
さらに、全国いちごサミットの開催について、延期が続いている現状を踏まえ、来春を見越した開催の可能性があることが報告された。外部からの参加者の安全を確保することが重要視されており、状況を注視しながら準備を進めていく方針である。
最後に、事例制に関わる英語教育についても方向性が示された。新学習指導要領に基づく英語教育の改革が進められる中で、石坂市長は「子どもたちが英語をコミュニケーションに実用できる力を育てるために、より一層の支援が必要である。」と述べた。これにより、市の教育方針が今後どう変化していくかが注目される。