令和4年第22回益子町議会定例会が開会された。議会運営委員長の報告により、会期が3月3日から3月15日までの13日間に決定され、提出された議案についても審議が進む。
初めに、町長の大塚朋之氏が令和4年度の所信表明を行った。町長は新型コロナウイルスの影響を受け、「安全対策」と「経済活動」を両立する重要性を強調した。ワクチン接種に関しては、住民の80%以上に接種が行われた実績を挙げ、その努力を評価した。
また、町道170号線の進捗状況について報告された。依然として進行中であり、令和4年度に用地測量や補償算定を計画しており、地域住民の要望にも耳を傾ける方針が示された。特に、町道293号線との交差地点での利便性向上について意見が交わされた。
情報公開についても重要なテーマとして議論された。町が保有する情報は町民の財産であるとの認識の元、住民に対する透明性が求められている。しかし、実行委員会の議事内容が公開されない事例が出ており、改善が望まれる。本条例の周知と活用についても、町はより一層の努力を行い、町民の理解を促進する必要があるとの意見が出された。
さらに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により影響を受けている町民の生活に対する支援策が検討されている。最近では医療逼迫状態や自宅療養者の増加が課題となっており、医療機関との連携強化が急務とされている。特に、ワクチン接種状況については情報提供を強化し、接種率向上を図る必要があるとの意見が多く表明された。
最後に、行政と町民との共働によるまちづくりを進めるために、条例運用の見直しや情報公開の拡充を進めることが要請された。町としても、必要に応じて条例改定等の措置を講じる考えである。