富士宮市では農業従事者の高齢化や後継者不足が深刻な問題となっている。特に新規就農者や後継者を支援する具体的な施策が求められる。産業振興部長の高野裕章氏は、後継者が新たな事業を起こす際、多様な支援を提供することに注力する意向を示した。加えて、農業機器のシェアリングについても触れ、既存の仕組みを有効活用することで農業経営の効率化を図る必要があるとした。
耕作放棄地の問題も重要であり、市は農業委員会と連携して現地調査を行い、貸し手と借り手の調整を促進する方針を説明した。カイヅカイブキの針葉問題についても言及し、定期的な点検を行い、危険な部分については適切な対策を講じていくとしている。隣接する富士山さくらの園においても、バリアフリー整備を進め、地域住民と共に楽しめる環境づくりを目指すとした。
また、体育館の利用状況についても言及され、特に利用者が増えていることから、増築については現時点では難しいが、今後の施設整備計画で検討する必要があるとした。外神スポーツ広場や市民プールについてもコメントがあり、施設の改修や充実を通じて市民スポーツを推進する考えを示した。特に市民プールでは、暑い夏に向けて日陰設置の準備を進め、利用者の安全確保に努めることが強調された。
教育長の池谷眞德氏は、富士宮市歌や郷土愛を育むプログラムの必要性についても触れ、学校教育において市歌を教える機会を設けることが重要であるとした。さらに、群れを求める子どもたちが安全に遊ぶ環境整備の必要性が訴えられ、そのための施策を実行する方針を示した。他にも、市内には多くの素晴らしい施設があり、それらを引き続き安全に使用できるようにしていく考えを述べている。