令和3年10月21日に行われた八潮市議会臨時会では、4億3,864万3,000円の補正予算が、主に新型コロナウイルスワクチン接種事業に関して承認された。議案第83号では、同年度八潮市一般会計補正予算が承認され、新型コロナウイルスワクチン接種事業に関する予算措置が含まれている。
大山忍市長は、この補正予算の提案理由を説明し、新型コロナウイルスワクチン接種に必要な経費の補正を行うことが重要であると強調した。この中には、国庫支出金の活用が明記されており、経済的影響を受けた市民や事業者の支援が優先されている。
議会内では議案に対する質疑が活発に行われ、議員たちはワクチン接種の進捗状況や接種率を引き合いに出しながら、必要性や合理性を再確認した。特に議員の中には、ワクチン接種キャンペーンに対する市民の反応や意見に配慮すべきだとの意見もあり、接種を為こそ求める姿勢とともに、慎重なアプローチが求められるとの指摘も見られた。
議案に対する討論では、賛成意見や反対意見が交わされた。賛成側は補正予算により市民の安全が確保されることを強調し、一方で反対側はワクチン接種に不安を抱いている市民への配慮不足を問題視した。具体的には、議案第84号で提案された新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増額が挙げられ、対応を進める必要性を訴えた。
さらに、大瀬古新田土地区画整理事業特別会計補正予算に関連した議案第85号や、工事請負契約の変更も承認され、締結契約の必要性も認識された。議会は予算に基づく議論を経て、各議案を原案通り可決する方針を示した。
総じて、今回の八潮市議会は新型コロナウイルスに関する政策と予算措置が中心議題となり、市民の健康、安全をpriorityに置く議論が展開された。