令和4年6月1日、幸手市議会は定例会を開会した。
議長の宮杉勝男議員が、出席議員は15名と確認したことにより会議は成立した。市長の木村純夫氏は、議員への感謝の気持ちを述べながら、定例会に提出される議案について説明した。主な議案には、専決処分の承認を求める条例改正に関するものが含まれており、重要性を強調した。特に、一般会計補正予算の関連が重要視されている。
木村市長は今回の定例会で、特に令和4年度一般会計補正から見込まれる施策について議論が必要であると説明した。補正予算は、国の方針に基づき、コロナ禍における生活支援が目的である旨を伝えた。議案第27号では、子育て世帯の生活支援、住民税非課税世帯への給付金について言及され、合計で4億6,028万1,000円を追加することになる。
この補正予算は、国が6月中の実施を求めているもので、迅速な施行が求められているため、会議での議決をお願いしたいと市長は要望した。さらに市長は、感染症対策を講じつつも、迅速な対応が必要な状況であるとの認識を示したことが印象的であった。
続いて、議案の上程に関する報告があり、各行政職から緊急に必要な事項についての説明が行われた。特に、議案第25号の申請では、DV被害者への支援措置の明確化が含まれ、今後の地域の安全に寄与することが期待される。
議会運営委員会での協議の結果に基づき、会期は6月1日から6月22日までの22日間とされた。この間に、住民のニーズに即した対応が如何に行われるかが、今後の焦点となる。市政運営の透明性を高めつつ、市民への事業の見える化が求められる時代に、市議会の役割も大きくなっている。
議論の最後には、議員からの意見が求められ、全体として議会の意義について改めて認識を深める結果となった。市議会は今後も市民生活に直結した重要な施策を推進していく方針である。