令和5年第1回川島町議会定例会が3月1日に開会し、町長・飯島和夫氏が所信表明を行った。この議会で喫緊の課題とされたのは、予算案と今後の町政運営についてである。
町長は、町制施行50周年を迎えた川島町の現状を詳述し、これからの目標を掲げた。特に、子育て支援や高齢者対策、空き家問題の解決に向けて、職員一丸となって取り組む姿勢を見せた。
また、町長施政方針では、新型コロナウイルスの影響を受けている現状に触れつつ、ウィズコロナ環境下での町づくりに言及した。地域内の医療機関との連携強化と、セキュリティ対策の徹底を通じて、町民の生活を守ることの必要性を強調した。
さらに、今回の議会では川島町顧問とは別に、各種事業の補正予算案なども提出された。これにより、川島町の予算総額は77億5,000万円となり、前年比3.2%増加する見込みとなった。
議案は無事に可決され、特に高齢者の健康管理や子育て支援を手厚くする方針が決まる見通しである。具体的には、町内幼稚園や保育所への更なる支援策を組むことも視野に入れているようだ。
最後に、町長は自身の任期中に全力で町政を進めていく意志を示し、引き続き町民からの理解と支援を求めた。議会は多くの議題を討議し、開会から約5時間にわたり活発な意見交換が行われた。次回は3月2日午前9時半から開催予定である。