川島町議会は、令和２年９月３日に第５回定例会を開会し、複数の重要な議案を審議する。議題には新型コロナウイルス感染症対策や財政健全化が含まれる。
まず、行政報告の中で飯島和夫町長は、「感染症拡大防止策として、全世帯へマスク配布に取り組んでいる」と述べ、地域経済支援も重要な課題であると強調した。特別定額給付金の給付状況も報告し、「99.95％の給付率を達成した」と説明した。
続いて、日程第６には、令和元年度の川島町下水道事業特別会計資金不足比率についても議論された。これは、将来的な予算の見直しを示唆しており、財政運営において重要であると考えられる。
また、日程第10では、川島町太陽光発電設備の設置及び管理条例が提案された。小峯松治議員はこの条例について、「町は環境保護と地域住民の安全を考慮した適正な管理を求めている」とコメントした。横山町民生活課長は、「187件の既存太陽光設備についても、法の適用により維持管理を推進する」と説明した。
さらに、会期中は新しい生活様式に対する支援策として、特に中小企業向けの補助が進んでいることも報告された。道祖土証議員は、経営継続応援事業について、「返済が不安な事業者が多いが、さらなる広報活動が必要である」と指摘した。
学校給食につきましては、今年度の補正予算においても、授業時間の確保のため工事の延期があった。石川教育総務課長は、「新型コロナウイルス感染症の影響で、工期確保が困難となった」と述べ、引き続き学校環境の整備に努めるとした。
このように、川島町の令和２年第５回定例会では、行政報告、財政健全化、環境保護、経済支援の多岐にわたる議題が取り上げられている。今後の動向が注目される。