令和4年9月定例会において、秩父市の議会で行われた市政に対する一般質問に対し、様々な議員から活発な意見が出され、多くの重要なテーマが取り上げられた。
最初に、出浦章恵議員は地域医療構想に関する質問を行った。令和3年3月29日、総務省から通知されたガイドラインに基づいて、公立病院の経営強化プランが策定されることが求められている。このガイドラインは地域医療構想を前提にしているが、過去の病院の統廃合計画についても懸念の声が上がった。出浦議員は、急性期病床の削減がコロナ対応に影響を与えるのではないかとの見解を示し、公立病院の役割と重要性を再確認するよう求めた。
つづいて、インボイス導入の影響についての質問があり、金崎昌之議員が新型コロナ感染症や物価の影響を踏まえ、中小企業や個人事業主への負担について懸念を表明した。特に、インボイス制度に支援が必要な事業者も多く、新たな税制度がもたらす影響をしっかりと見極めることが重要だと強調した。
また、教育現場のデジタル化について質疑があり、出浦議員はデジタル教科書の導入状況を尋ね、教育現場でのデジタル化が子供たちにどのような影響を与えるかについて懸念を示した。教育長は、現在進められているデジタル教科書については段階的に推進していくとし、健康面にも配慮する立場を表明した。
次に、木村隆彦議員はちちぶキッズパークの利用状況について、来場者数および遊具の安全点検状況について述べた。特に、駐車場の整備が必要であることを指摘し、利用者が安全に利用できる場を確保するよう求めた。また、ペタンクジュニア育成の重要性についても言及され、特に子どもたちへの指導環境の整備を強調した。