コモンズ

秩父市議会、コロナ影響や市政課題を多角的に議論

令和2年9月15日の秩父市議会定例会で、新型コロナウイルスの影響などを巡る議論が展開された。他には教育や市施設の情報機器使用についても焦点が当てられた。
記事公開日:
議会開催日:

令和2年9月15日の秩父市議会定例会が開催され、議員たちは新型コロナウイルスの影響を主な議題として様々な質問を行った。

上林富夫議員は、新型コロナが市政に与える影響について質問を開始した。特に中止となった市のイベントについて、新型コロナウイルスの影響による不要額は約1億6,000万円に達しており、さらに約5,000万円の減額が見込まれると報告された。また、特別定額給付金の給付状況についても言及され、全体の98%が給付済みであることが示された。

さらに、感染者数の状況についても触れ、29名の市民が陽性反応を示し、全員が退院したことが報告された。この結果に対し、保健医療部長の横田佳子氏が具体的な対応策や支援体制について説明した。

教育指導については、上林議員が小中学校の教育現場の状況を問いかけ、具体的には算数や数学教育の基礎を重視するべきとの意見が示された。教育長の倉澤俊夫氏は、算数教育を強化し、与えられた教材の効果的利用を重視していると答えた。また、パソコンやタブレット使用による目の保護指導についても懸念が示され、市は健康診断結果を基に目の保護指導を計画的に行うとした。

市の情報関連機器の使用について上林議員は、中国製品の使用に関する懸念を表明し、市は監視カメラなどの中国製品を一切使用していないと明言した。これにより市民の安全に対する配慮がなされていることを示した。

また、議会では事業者支援や教育支援、コロナ対策など多岐にわたる施策についても話し合われ、市長が新型コロナ時代における市の取り組みを強調した。特に、教育においては、コロナ禍で学びの場が制限される中、オンライン対策としての取り組みが進められていることが強調された。

最後に、堀口義正議員が市立図書館の様々なサービスや、図書館の役割についての質問を行い、さらに、その充実を図る必要性が指摘された。市立図書館は市民の文化的拠点として、その機能向上が求められている。

議会開催日
議会名令和2年9月秩父市議会定例会
議事録
タイトルの評価headlineは会議録の内容を適切に反映している
説明文の評価descriptionは記事内容を的確に反映し、要点を押さえている
本文の評価main_contentsは会議録からの情報を元に正確に整理されている

埼玉県秩父市の最新記事