令和5年6月15日の秩父市議会では、市政に対する一般質問が行われた。
議員は市内不登校の現状を確認し、地域での支援体制の強化を求めた。特に増加傾向にある不登校児童・生徒の数は103名に達したことから、学校教育課程外での支援が求められている。
文部科学省は新たに提案した「COCOLOプラン」をもとに、各自治体が連携し、個々の状況に応じた学びの場を提供しようとしている。これにより、学校生活を送れない子どもたちへの配慮が必要とされている。
また、先進的な不登校支援として、地域にあるフリースクールのような多様な支援の可能性も議論に上った。
市営体育施設については、利用率77%の文化体育センターと38%の影森グラウンドの実績が報告された。施設管理においては、予約方法のデジタル化の必要性が強調された。予約管理を簡素化し、業務効率化を図るべきとされる。
さらに、秩父での硬式野球の練習場の拡大が要望された。現行の使用方針に反して実施できないという現状があるが、来年には改善策が求められる。
また、令和7年春の全国植樹祭に向けて、市民の参加促進や地域活性化のためのイベントの開催が求められた。
参加者全体が全国植樹祭の意義を共有し、地域の魅力を広めることが期待されている。このように、秩父市は地域一体となって協働で進める必要性が強調された。