令和4年6月の秩父市議会において、地域防災訓練やファシリティマネジメント、荒川地区の市道状況について議論が行われた。
最初に、地域防災訓練に関する質疑があり、具体的な課題や提案がされている。若御子町会では、訓練の避難場所が雨で浸水する問題が指摘された。議員からは、こうした問題を踏まえた避難場所の見直しが必要との意見が出た。
次に、秩父市の防災訓練がマンネリ化し、訓練参加者が少なくなっている現状が報告され、与党側からは訓練内容の改良を提案した。具体的には、避難経路の確認や、必要物資の持参を促進する訓練が求められている。
また、ファシリティマネジメントに関しても質疑が行われ、昨年度の解体状況や今後の施設管理計画について詳細に説明された。令和3年度に解体された公共施設や、現在進行中の解体計画についても言及され、市の取り組みは進んでいるとの回答があった。
最後に、荒川地区の市道の状況について質問が続き、特に荒川幹線2号線や3号線、4号線の状況が報告された。幹線2号線では、今年度の工事完了が見込まれていることに対して、期待の声が上がった。一方、幹線3号線では、地権者との交渉が進んでおらず、今後の進捗が心配される。幹線4号線に関しては、進捗状況に好転が見え、「早期の拡幅を望む」との回答があった。
総じて、秩父市議会では地域の生活に直結する重要な議題が取り扱われ、地域防災力の向上や、公共施設の適正管理を進めるための前向きな意見交換が行われた。市民の声が反映された具体的な施策が期待される。