令和5年9月21日、秩父市議会は定例会を開き、様々な議案の審議を行った。
主な内容として、議案第70号から第92号までの総合的な報告が行われ、各委員会の委員長による詳細な説明が求められた。
特に、令和4年度の一般会計決算に関する議案では、各部門における予算の使われ方や今後の対策が議論された。
総務委員長の笠原宏平氏は、一般会計歳入歳出決算について報告し、災害対策事業の進捗状況に触れた。特に、災害リスクを可視化したハザードマップの配布が市民に好評であると述べ、必要な情報が広く行き渡ることが重要であると強調した。
また、議員からはマイナンバー関連の課題についての質問が相次いだ。出浦章恵議員は、マイナンバーカードの発行に関して問題が多発していることに懸念を示した。今後、正確な情報提供が求められるとともに、市民の信頼を得るための対策が必要だとの意見が表明された。
さらに、議会運営委員会からの報告では、新たな計画である議会基本条例の見直しが提案された。議員提出議案第12号では市民と議会のつながりを強化し、市民の声を反映できる議会運営を目指す内容が盛り込まれた。
最後に、北堀篤市長からの閉会挨拶では、議員や市民への感謝が述べられ、特に教育行政や子育て支援についての要請に対して、今後のサポートを行う意向が示された。
市議会の発表内容は今後、市政運営において反映されることが期待されている。