令和4年12月定例会において、秩父市議会では多くの重要なテーマが取り上げられた。特に、医療的ケア児者の日中の支援に関する問題が議論を呼んでいる。現在、医療的ケアを必要としている児童は特別支援学校に在籍しているが、卒業後の支援体制は依然として整っていないため、保護者が心配しているとの声が多く聞かれる。
現在、にじいろテラスにおいて、医療的ケアが必要な重度心身障がい者を受け入れ、数名の医療的ケア児が利用しているが、その数には限界があり、過保護的な支援が行われているとは言えない状況だ。具体的な状況を通じて、市としても受け入れ体制を強化する必要があるとの認識が共有された。今後、市として医療的ケア児の受け入れ拡大に向けた取り組みが注目される。
次に、健康教育やがん教育については、教育現場において特に重要視されるテーマである。議会では、外部講師を招いて実施することの重要性が強調された。今後各学校でがん教育を推進し、専門家を招いた授業が行われることに期待が寄せられている。
また、不登校の児童生徒に対しては、安心して過ごせる居場所の重要性が再度確認された。市内の各学校では、関連機関と連携しながら、不登校の児童生徒に対する支援体制の強化が求められており、特に新たな居場所の提供に向けた取り組みが急務とされている。
最後に、帯状疱疹ワクチンの助成に関しては、高齢化社会において重要な問題であり、秩父市立病院での接種件数の増加が見込まれている。市としても、助成制度の実現に向けた検討を進める考えが示された。