秩父市議会では、令和4年12月の定例会において、多岐にわたる市政に関する一般質問が行われた。
最初に取り上げられたのは、市民の声を市政に反映させるための施策についてである。市長室長は、市民意見箱を導入し、市民の声を幅広く聞き、緊急性や費用対効果を考慮して対応していると答えた。加えて、ふれあい懇談会の開催を通じて市民との対話を進める考えを示した。傾向分析を行い、自由記述欄の意見も公表する意向があるとされた。
次に、ひきこもり支援についての質問がなされ、福祉部長は、地域における民間団体との連携を強化し、相談窓口の明確化やプラットフォームの設置を進めていく方針を説明した。実態把握には、各種支援団体との訪問活動が重要であるとの認識も示された。
婚活支援に関しては、市長室長が、婚活イベントを計画的に開催し、参加者からのフィードバックを活かす方針を述べた。結婚相手との出会いがマッチングアプリへと変化している現状を踏まえて、市民のニーズに応える施策を継続することが強調された。
教育行政に関する質疑では、市内中央地区の小学校の適正配置が議題となり、教育長が、占有の傾向を把握し、学校の統廃合が避けられない課題として取り上げられた。現在の教育環境についての見解も示された。
さらに、マイナンバーカードの普及率やその利活用についても話題に上がり、行政からの積極的な普及促進策が進められることが確認された。市民からの不安を取り除くため、安心して取得且つ利用できるよう工夫することが求められる。