令和元年9月定例会が本日開会し、議会改革や一括上程された議案が議題に上った。
初めに、議会改革については、議会改革特別委員会の浅海忠議員が報告を行い、通年議会の導入についての視察結果や意見が示された。特に、通年議会の設立に関しては、各委員からその必要性に疑問が呈され、メリットが感じられないとの意見が多く上がった。
次に、議案第52号から第80号までの29件が一括上程されたことが伝えられた。この中には、秩父市一般会計の補正予算や決算などが含まれ、様々な質疑や討論が交わされた。大久保進総務委員長は議案の審査の概要を報告し、特に今回の一般会計補正予算について、歳入の増加に対する質疑に答える形で、ふるさと納税の寄附金の増加について言及した。 その背景として、地場産品の効果的なプロモーションが挙げられた。
また、文教福祉委員会やまちづくり委員会からもそれぞれの議案の進捗や様々な面での意見が報告された。赤岩秀文文教福祉委員長は、生活保護費の増加に伴う課題について触れ、特にケースワーカーの負担が増加していることからの対策が求められた。さらに、地域交通や高齢者医療、福祉についても取り組む必要性が強調された。
その後、各議案に対する討論が行われ、賛成や反対の意見が拮抗した。特に、予算案については市民生活に与える影響が大きく、慎重な審議が求められた。これに対して、賛成派からは現行の決算が適正に執行されているとの認識が多く示された。一方、反対派は市民の実情を反映した施策が不十分であると問題提起をしていた。
最終的に、議案は賛成多数で可決された。同時に、特定事件の報告も行われ、さらなる審査が行われることが確約された。今後、この成果をもとにさらなる議会改革や市民サービスの向上に向けた取り組みが期待されている。