令和4年第4回朝霞市議会定例会が12月15日に開かれ、重要議案が一括上程され、可決された。
議案第78号、令和4年度朝霞市一般会計補正予算(第5号)では、特に福祉関連予算が注目を集めた。
黒川滋議員は、溝沼浄水場跡地の福祉公共施設建設に関して、地域ニーズとの調整が不十分であるとして、予算減額を提案した。
また、議案第81号では、選挙運動用自動車の使用に関する公営についても議論が行われた。
議案第89号では監査委員選任に関する同意が求められ、黒川議員はこの選任手続きの透明性について懸念を表明した。
そして、議案第87号に関しては、朝霞市個人情報の保護に関する法律施行条例の改正案も可決された。
この条例は、個人情報保護よりもデータの利活用を重視するとされ、自治体の独自性が薄れる可能性が指摘されている。
各常任委員会の報告に基づき、議案はすべて全会一致で可決され、議会の円滑な運営が確認された。
特に、歳出の透明性を高める必要性が各議員から強調された。
また、地域住民の意見を反映させた行政運営の必要性も再確認され、戦略的な公共サービスの提供が求められることとなった。
最後に、閉会中の継続審査の申し出がなされ、議会は令和4年第4回定例会を閉会した。