令和5年1月、鳥栖市議会の臨時会が開催され、重要な議案が審議されました。
この日の議題では、特に「令和4年度鳥栖市一般会計補正予算(第8号)」が重視されています。橋本 康志市長が提案したこの予算では、歳入と歳出ともに1億4,752万円の増加が見込まれています。また、この予算の背景には、国からの補助金追加内示があり、補助金の活用により「保育対策総合支援事業費補助金」や「道路舗装工事費」が計上されたことが挙げられました。
特に注目すべきは、児童の安全を確保する「送迎用バスの置き去り防止」のための事業です。池田利幸議員が強調したように、これは過去の事故を踏まえた重要な施策です。具体的には、「エンジン停止後に警報を鳴らす装置」や「自動検知式装置」の導入が予定されています。この制度導入に当たって、具体的な導入基準や補助額の設定が議論されました。
工事請負契約に関しては、資材価格の高騰を受けて、2件の契約変更が提案され、原案の通り可決されました。新庁舎整備事業における工事に対して、資材や労務費の上昇が影響しているとのことです。
さらに、新たに設けられた保育所等の条例改正についても審議されました。児童の人格を尊重する新たな規定が設けられ、懲戒権に関する規定が削除される形になります。文教厚生常任委員会による報告があり、原案通りの可決が決定しました。
以上、議会では多岐にわたる議案が審議され、市民の生活をより良くするための施策が展開されています。特に、保育の安全対策は市民生活に大きな影響をもたらすものであり、今後の進展に期待が寄せられています。