令和4年9月に開催された定例会では、重要な議題が取り扱われた。
特に、伊藤克也議員が提起した学校給食の公会計化とそのスケジュールについての質問が注目を集めた。伊藤議員は、令和5年度からの公会計化に向けた準備について、具体的な進捗を確認した。
小栁秀和教育部長は、給食費管理システムの導入が進行中であり、基本的には口座振替による支払いを希望するが、納付書や金融機関、コンビニでの支払いも検討していると回答した。また、手数料の負担は市が行うことを明確にした。これに対し、伊藤議員は、口座振替を基本としつつも、個別事情に応じた柔軟な対応が求められると強調した。
次に、登下校時の負担軽減に関する議論も行われた。伊藤議員は、特に低学年の生徒が抱えるランドセルの重さについて課題を提起し、教育長は、児童の健康面や安全面を配慮して携行品の軽量化を図る施策を進めていると答えた。しかし、教科書等の持ち帰り問題に対して、教育方針が影響を及ぼしていることを指摘した。
インボイス制度についても議論が広がった。特に、宮原信経済部長は、制度導入に伴う登録申請について、周知が不十分であることを認識しており、市報や市ホームページを通じた情報発信で理解促進を図る意向を示した。伊藤議員は、事業者への影響を危惧し、具体的な支援策の必要性を訴えた。市の方針として、特に小規模事業者への配慮が重要であり、地域経済の維持に向けての議論が求められる。
さらに、伊藤議員は、給食費の改定に関して多子世帯への軽減措置を提案し、多方面での支援体制を整えることの重要性を強調した。市では、今後も様々な施策を通じて柔軟に対応していく必要があるかもしれない。指摘された内容が今後の施策にふんだんに生かされることが期待される。