令和4年12月の定例会において、様々な議題が議論された。特に、田村弘子議員からの一般質問は、安全な生活環境の確保に向けた歩道の整備や交通安全対策についてが焦点となった。田村議員は、補正予算で計上された686万円の通学路緊急対策事業が重要との見解を述べるとともに、危険な通学路を解消するため、布津原町・本鳥栖線の歩道整備の店舗やスケジュールについても質問した。これに対し、福原建設部長は、児童の安全確保のための整備計画を説明した。
また、放課後児童クラブの整備についても盛り上がった。教育部長の小栁秀和氏は、待機児童の解消に向けて、地域の施設整備や人材確保に取り組んでいる現状を報告した。特に、施設不足と人材不足が大きな課題である点を強調したが、田村議員はより具体的な行動計画とスピード感が求められると強調した。
アサヒビールの鳥栖工場進出に関する質問も重要なポイントであった。議会では、環境負荷の低減や地域振興を目指すこの大型プロジェクトの期待が膨らむ中で、工事の進捗やそれに伴う交通安全の確保が重要であると議論された。特に、アサヒビールが進出することで、工場周辺の整備を含む地域開発が進むことが期待されている。ただし、県道や駅周辺の整備に関しては、スケジュールや具体的計画の進捗が懸念されていた。
また、観光振興についても各議員が意見を交わした。特筆すべきは、鳥栖市の観光資源をより活用すべく、地域イベントや観光名所の整備について提案が出てきたことだ。市の観光担当者は、観光イベントの情報発信に尽力しているが、更なる工夫が必要との認識を示した。