令和3年9月定例会において、鳥栖市の令和2年度一般会計決算認定に関する議論が行われた。
議題の一環として、議員の西依義規氏は、まちづくり推進協議会の活動に関して疑問を提示した。彼は、過去6年間同じ表現が使用され続けており、「まちづくりに関する意識が高まった」との説明が本当に実態を反映しているかを質した。
さらに、彼は市民協働推進課に対して、地域での連携の強化や成果についての詳細な内容を尋ねた。市民協働推進課長の牛嶋英彦氏は、地域団体間での協力が深まっていると説明。具体的には、災害発生時の対策に取り組んだり、地域活動に参加した例を挙げて、協議会の活動が地域貢献に寄与していると強調した。
また、西依議員は、ふるさと『とす』応援寄附金事業についての質疑も行い、謝礼品管理委託の内容及び今年度の寄附金目標について問うた。市の答弁によれば、ポータルサイトへの謝礼品とその管理を専門業者にお願いし、寄附金額の拡大に繋げる施策を展開していることが示された。
この一連の質疑応答においては、地域の現状を把握し、寄附金を有効活用することの重要性が強調された。各地区での市民協働の取り組みを通じて、地域の絆を築くことが市の目標とされ、また、予防接種の重要性や高齢者の見守り体制についても話し合われた。
飛松妙子氏は、高齢者見守りシール事業について具体的な質問を行い、自治体がどのように実施しているかを取り上げ、この取り組みのさらなる周知と拡大を求めた。高齢者支援事業の重要性が理解され、地域における取り組みを強化する必要があると強調された。
結局、全ての議案は各常任委員会に付託され、さらなる検討が約束された。議長の森山林氏は、議会の今後の活動に期待を寄せる発言を行い、次回の会議に向けた準備を進めることを確認した。