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多様な施策を掲げる鳥栖市の令和6年度当初予算

鳥栖市、令和6年度当初予算に4つの重点施策を掲げる。ゼロカーボン宣言や子育て支援、浸水対策が中心。
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令和6年3月の定例会が開催され、議員たちは多くの問いに対し市長や担当部長などから詳細な回答を得た。特に注目すべきは、令和6年度当初予算に関する説明とスマートインターチェンジの設置に関する議論である。

最初に、向門慶人市長は令和6年度予算について説明した。市長は「ゼロカーボンシティ宣言の推進」や「子育てしやすい環境の整備」を重要な施策とし、これらを今後進めていく意向を伝えた。さらに「浸水対策や市制施行70周年記念事業など、地域の発展のために必要な施策を進めていく」と強調した。

江副康成議員は、市長の提案に対し、具体的な施策のスケジュールや進捗状況についての質問を行った。特に、山浦スマートインターチェンジの設置計画については、「調査検証業務を令和6年度に実施し、令和7年度には国交省との協議を進める計画がある」との回答が得られた。江副議員は、この進捗を非常に評価しつつも、今後更なる情報提供を求めた。

また、古賀達也健康福祉みらい部長は、病児保育施設整備について説明した。新しい病児保育施設では、利用定員が6名で、国と県、市の補助金を活用し、事業を進める意向を示した。病児保育についての関心が高まっていることから、今後の進捗を見守る必要があるとし、有意義な支援を行うことを強調した。

さらに、災害時の避難所についても河村議員からの質問があり、市が指定する避難所は31施設あり、大規模災害時には約15,000人が収容可能だと確認された。特に要配慮者の受入れについては、社会福祉会館や老人センターが指定されていることを明らかにした。

今後も、こうした災害対策が求められており、各議員からも市民の安全を最優先に考えた意見が出た。議会は、市が発展し続けるためにどのような施策が必要かについて引き続き議論を重ねていく方針を示した。市長も、この議論を基に市政運営に取り組む姿勢を再確認した。

今後、バランスの取れた予算執行や、持続可能な地域づくりに向けた施策を進めていく中で、市民の声が反映されることが期待される。これからの進展に注目したい。

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議会名令和6年3月鳥栖市定例会
議事録
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