令和5年12月の定例会が開催され、一般質問が行われた。
議員による西九州新幹線についての質問が、今後の佐賀県の交通整備における重要な議題となっている。
藤田昌隆議員は、この新幹線について、国と県の間の協議や山口知事の発言を引用し、意見を集約した。一方で、ルート案や費用配分についての問題が指摘された。知事の発言が変化しているとの指摘に対し、藤田議員は各種調査や報道を参考に、整備状況を詳細に説明した。これに対して、中島勇一建設部長は、新鳥栖駅を分岐駅とする選択肢についても説明し、今後の協議の進捗を見守る考えを示した。
次に、アサヒビールの工場建設延期についても大きな関心が寄せられている。藤田議員は、操業開始が約3年遅れることに対し、市に与える影響を懸念し、市の造成工事が予定通り進んでいることを強調した。宮原信経済部長は、税収の期待が先延ばしとなる中で、新たな取り組みを模索し地域活性化を進めたいと述べた。
最後に、セットバックと土地寄付行為に関する質問がなされ、藤田議員はセットバックが必要となる条件や寄付行為についての市の対応を問うた。中島建設部長は、道路幅の確保の意義と共に、寄付奨励金制度の存在を説明した。
全体として、今後の議会運営においては、それぞれのテーマが市民に与える影響を踏まえた議論が求められることが明らかになった。