令和3年9月定例会が開かれ、様々な議題が取り上げられた。この中で、久保山博幸議員は災害対応の現状について質問を行った。
発言の中で、久保山議員は8月14日の豪雨に際し、山間部での応急対応が行われた事例を述べた。山の中で作業していた職員の安全確保についての疑問が提起され、「応急対応とはいえ、あの状況で作業させていいのか」と危惧を表明した。その後、福原建設部長は、現場での応急対応の状況や手配された職員について説明した。職員4名が雨具を着て、土のうやブルーシートで被災箇所を覆い、作業を行ったと述べた。
久保山議員は、現場作業の安全について引き続き質問し、台風などの悪天候時に従事する職員の命を考慮する必要性を訴えた。福原建設部長は、災害対応の経験を有する職員を中心に作業しているとし、安全確保への取り組みを強調した。
さらに、国歌君が代についての質疑も行われた。久保山議員は、特に学校での教育的視点を重視し、国歌の意義を次世代に正しく伝える必要性を指摘した。教育長は、今後も国歌君が代の教育を重視し、正しい理解を進めていく意向を示した。
一方で、福岡市が来年に夜間中学を設置することに関連し、鳥栖市でも同様の計画を求める意見が出た。教育長は現在の調査状況を述べ、地域のニーズ把握を進めていることを明かした。
最後に、九州新幹線西九州ルートの整備計画も取り上げられた。中村直人議員は新鳥栖駅から武雄温泉駅間の整備の進捗と、フル規格整備の必要性について質問した。市長は国交通省と佐賀県の協議の進展を待ちながら、地域活性化への取り組みが重要と述べた。