令和2年3月の定例会が開会され、議会の重要事項が議論されている。
この会議では、今期の会期を3月24日までの23日と決定した。議長の森山林氏は、「御異議ありませんか」と問うと、議員からは異論がなく、会期が決定された。
さらに、会議録署名議員として中川原豊志議員と小石弘和議員が指名された。また、興味深いことに市長の橋本康志氏は、経済予測を示しつつ、令和2年度当初予算の概要についても触れている。彼によれば、今後の経済は緩やかに回復が見込まれる一方で、景気動向には不透明さが残るとの見解が示された。
橋本市長は、「令和2年度一般会計予算の総額は260億8,452万3,000円で、前年度比で9.5%の増」とも述べ、歳出では子育て支援関連費用や公共施設の老朽化対応が急務であることに触れた。特に新庁舎の整備や防災対策について、しっかりと資金が充てられる必要があると強調している。
また、市長は、地方財政計画にも言及し、一般財源総額が前年度比1.2%増加する見込みであることを説明した。一方で、地方交付税が2.5%増加する中、地元市税の見通しには厳しさが残ると心配を表明している。市民の生活に直結する影響についても、さまざまな事業や制度の継続が必要であると訴えた。
最後に、議案に関する審議が進む中で、休会の決議も行われた。議長は明日3月3日を議案調査等のために休会にする提案を行い、これも異例なく受け入れられた。今後の議会での議論の深化が期待される。