令和5年9月の定例会が開催され、鳥栖市の財政など多岐にわたる議案が審議された。
主な議題の一つ、令和5年度の一般会計補正予算(第3号)では、防災対策として次期リサイクル施設整備事業についての質疑が行われた。飛松妙子議員は、事業用地の整備に必要な資金の一環として、4,450万円が計上されていることを説明した。その内容は、埋蔵文化財発掘調査に関連する準備作業を含んでおり、土砂流出対策と防火対策の重要性を強調した。
飛松議員は、清掃費に関して詳細な質問を行った。具体的には、草刈りや樹木伐採の範囲、さらには防災対策工事の内容に関する質問であった。これに対し、鹿毛市民環境部次長は、埋蔵文化財発掘調査に伴う範囲は約1.7ヘクタールに及ぶことを明言した。更に、流出防止のための沈砂池や雨水側溝の設置に関する説明を行い、市民環境部の意図や準備状況についても触れた。
質疑は次期リサイクル施設の防火対策工事の進捗や、業者選定についても行われ、問題なく計画が進行していることが確認された。市長の向門慶人氏は、予算案の重要性を説明し、各予算の使途について市民に理解を求めた。議会は一連の議案を各常任委員会に付託し、さらに精査が進められる贈ります。
議会はまた、他の議案についても質疑を行い、補正予算の提案が承認される方向で進められた。特に国民健康保険や後期高齢者医療特別会計の補正予算についても議論があり、会計の透明性を確保する重要性は強調された。
最後には、休会の件について合意が得られ、議会の進行が円滑に進む環境が整えられた。市民に対する情報提供や説明責任を重視し、今後も議会活動を推進する考えが示された。