令和5年6月定例会では、重要な議題が多数扱われた。初めに、会期が19日間となることが決定された。
議長の松隈清之氏は、「今期定例会の会期は本日から6月23日まで」と述べた。これに対し、異議なく決定された。
続いて、議会録の署名を行う議員として永江ゆき議員、森山林議員が指名された。次に、諸報告についての説明が行われた。議長は、タブレットを通じて資料配付を行った。
第5日程では、複数の議案が一括して議題にされた。向門慶人市長は、補正予算の概要を説明し、「補正予算の総額は24億4,183万9,000円である」と強調した。これにより、本年度の予算総額が317億9,889万1,000円に達するとされた。
主な補正内容には、国や県の補助に基づく子育て環境整備や、地方自治体のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進が含まれる。市民に対するサービス向上を図りながら、地域の交通インフラの整備も進める方針である。
それに加え、物価高騰による影響緩和を目的として、住民税非課税世帯向けの給付金の支出が計画されている。市の福祉政策も強化され、障害者福祉や高齢者支援策の強化も図られた。日常生活の利便性向上を目的とした施策が今年度の優先事項となっている。
その他、商工費や教育費に対する補正案も提示された。商業支援策としてプレミアム付商品券の発行や、地域の空き店舗支援を行う方針が明示され、小郡鳥栖南スマートインターチェンジ周辺での産業団地開発についても計画が進められている。
最後に、議長は「明日から4日間の休会を申し出る」と伝え、異議なしとの応答を受けて日程を終了させた。会議は午前10時13分に散会となった。