令和元年9月定例会において、鳥栖市の一般会計補正予算が提案された。
今後の災害対策に焦点を当てた質疑が行われ、議員たちは様々な意見を交わした。
特に、飛松妙子議員が取り上げた若宮井堰の改修工事には注目が集まった。
同議員は、「井堰は豪雨災害時に大きな役割を果たしている」と指摘した。
市の担当者である松隈久雄経済部次長は、改修工事の意義を説明し、工事内容やスケジュールについて詳細を述べた。
改修工事は、井堰の老朽化を考慮し、新しいステンレス製にする計画である。
工事は10月に入札し、令和2年3月に完了予定という。
また、災害見舞金の見直しについても議論があり、再発防止と支援策が求められた。
小栁秀和健康福祉みらい部次長は、今回の見舞金支給の新規追加を強調。
同見舞金は、床上浸水被害者に対し、1世帯あたり3万円支給されることが決まった。
この案は、過去の災害に伴う支給件数や新たな手続きについても重要視されている。
会議の終了後、議長の齊藤正治は、「今後の災害対策を含め、市全体の支援が必要」との意見をまとめた。
このように、今回の定例会は市民生活に密接に関わる重要な議題が議論され、多様な視点が反映されていることがわかった。
今後の議会運営においても、こうした市民の声を尊重した取り組みが期待される。