令和3年9月定例会が開催され、さまざまな議案が審議の対象となった。
会議では、議案乙第20号の令和3年度鳥栖市一般会計補正予算(第6号)が中心的なテーマとなり、議員間で熱心な質疑応答が行われた。特に、成冨牧男議員が道路新設改良事業に関する質問を提起し、その内容に対して建設部次長である大石泰之氏が詳細に説明した。
成冨議員は、事業の目的やスケジュールについて尋ね、加藤田町入口交差点の信号機設置の要望との関連についても言及した。これに対し、大石氏は、国道34号に接続する市道の幅員拡幅と交差点改良が交通安全の確保につながると強調した。また、信号機設置に向けた取り組みについても報告した。
続いて議案甲第22号として市道路線の認定が議題に上がり、質疑なしで終結した。次に、議案乙第21号と同22号の国民健康保険特別会計、美容特別会計等についてのまとめて、質疑を経ずそのまま付託された。
日程第4では、議案甲第25号が提案され、田代小学校の老朽化に伴う大規模改造工事契約の締結が内容として説明された。市長の橋本康志氏が詳細を発表し、工事は9億5,150万円で実施されることが決定した。さらに、議案乙第28号の補正予算も新型コロナウイルス感染症対策のための支援内容が報告され、歳入と歳出の調整が説明された。
最終的に、令和2年度の各種決算認定に関する議案がまとめて審議され、詳細な数字が示された。特に一般会計決算の歳入総額は373億8,074万9,888円であり、歳出総額との比較が行われた。
本定例会はうまくすべての日程を終え、今後の委員会のために数日間の休会に入ることが決定された。ここで議長の森山林氏が会議を閉じ、午前10時13分に散会した。