令和4年3月の定例会が開かれ、各議案の審議が開始された。
本定例会の会期は、3月23日までの23日間と決定した。議長の松隈清之氏が、「異議なし」との声を受け、会期決定を確認した。
続いて、会議録署名議員の指名が行われた。和田晴美議員と齊藤正治議員が選ばれた。
議案審議においては、多岐にわたる議案が一括して提示された。特に注目を集めたのは、令和4年度一般会計予算である。
橋本康志市長は提案理由を説明し、「令和4年度の予算編成は、地方交付税の増加と市税の見込み増を基に策定された」と述べた。
今期の予算総額は、327億619万4,000円で、前年度比で18.7%の増加とされている。市の主要施策の進捗や新型コロナウイルス感染症対策についても言及し、地域経済の活性化に向けた具体的な取り組みを強調した。
特に、自然災害対策として、地震や風水害への対応姿勢も示された。昨年の豪雨による影響を受けた市民に寄り添う内容が多く含まれ、今後も国や県と連携し、災害時の対応力を強化する方針だ。
さらに、新庁舎の整備や、来年度に開催される国スポ・全障スポに向けた施設改修計画についても触れ、「大会の成功に向け、万全を期す」と述べた。
新型コロナウイルス対策としても、ワクチン接種の進捗を踏まえ、引き続き感染拡大防止に努める意向を示した。公教育や子育て支援に関しても、新たな施策を提案し、地域の未来に向けた取り組みへの期待を寄せていた。
議案の審議は引き続き行われ、休会の件も決定された。
今回の定例会では市政に関する重要な議案が多く審議され、地域の発展に向けた方針が示されたといえる。これからも市民の生活に密着した施策を推進していく姿勢が伺える。