コモンズ

鳥栖市議会、教育予算や防犯への取り組みを議論

鳥栖市の定例会では教育関連予算や防犯カメラ設置などが議題に上った。
記事公開日:
議会開催日:

令和元年12月の定例会で、議案乙第30号に関する質疑が行われた。この議案は、令和元年度鳥栖市一般会計補正予算に関連し、主に教育関連の予算増額が議論されている。

まず、防犯カメラ設置事業について、飛松妙子議員は、通学路に防犯カメラを設置する予算264万円が計上されたことを評価しつつ、設置予定のカメラの詳細や工事費について質問した。教育委員会の中島達也学校教育課長は、録画できるタイプのカメラが設置される予定で、設置費用は1台33万円であることを述べた。また、電気代は月額数百円程度だと伝えた。

次に、階段昇降車購入費についても、同議員は質疑を行った。特に障害を持つ子どもたちの通学支援に関連し、購入予算330万円について、購入スケジュールや現在使用中の昇降車の利用状況を問うた。中島課長は、来年度から使用できるように年内に購入する意向を示し、現在の昇降車利用者からも、導入による安全性の向上が報告されたと述べた。

また、排水路整備に関しては、より詳細な質疑が行われた。時下の災害対策として重要視されており、河川管理の状況や防災手法についても議論された。この点について、維持管理課の大石泰之課長は、土砂堆積による水路の容量確保を図るためのしゅんせつ工事が行われることを説明した。

さらに、ごみ処理施設の候補地に関する請願書が議題に上がり、尼寺省悟議員が趣旨説明を行った。候補地が浸水リスクの高い区域に位置しており、再選定の必要性が指摘された。尼寺議員は、災害リスクを軽視する選定は問題だとし、安全性の検証が必要であると強調した。これに対する周囲の議員たちの反応も交え、請願は厚生常任委員会に付託された。

最後に、休会についての提案がされ、異議がなかったため、12月17日から19日までの3日間の休会が決定された。議論は今後も続く見込みであり、市民の安全、福祉に関わる重要な議題が山積していることが再確認された。

議会開催日
議会名令和元年12月 鳥栖市定例会
議事録
タイトルの評価headlineは会議録の中で議論された多くの重要な議題を反映しており、一貫性があります。
説明文の評価descriptionは記事の要点を簡潔にまとめており、内容から逸脱していません。
本文の評価main_contentsは会議録の詳細を正確に反映し、重要な議題に焦点を当てているため、適切です。

佐賀県鳥栖市の最新記事