令和3年3月の定例会では、放課後児童クラブの利用状況や市営住宅の現状が重要な議題となった。特に、放課後児童クラブの待機児童問題が焦点となる中、成冨牧男議員は支援の必要性を強調した。市は、すでに複数の施設を整備し、指導員の確保に向け努力を続けているものの、現時点では多数の待機児童が確認されていると報告されている。
具体的には、令和3年度の申込状況で、なかよし会が760名、社会福祉法人が118名の利用希望があり、しかしながら、待機児童は57名および13名となっている。これに対し、建設部長の松雪努氏は、今後新たな指導員や施設の整備を推進していく意向を示したが、具体的なタイムフレームには言及がなく、懸念が残る。
また、市営住宅についても、若年層や生活困難者向けの住宅支援が重要であることから、内川隆則議員は具体的なデータを基に政府との連携強化を求めた。市の長期的なプランには改修と新築の必要性がある。
さらにスポーツ関連の議題でも、県内スポーツ基本法に基づく施策が話題に上がった。佐藤敦美部長は、スポーツ施設整備がいかに市民にとって重要かを強調し、市民のスポーツ参加を促進する環境を整える必要性があると説明した。特に、健康や福祉の観点からも、スポーツを通じた地域振興が求められている。
市長も、全体的な方針を示し、国の補助を活用したプランに言及。市として、これらの問題に対し真摯に取り組む姿勢を示した。しかし、市民からは、具体策の欠如を懸念する声が多く寄せられている。