令和2年9月の定例会で、主に中学校給食についての質疑が行われた。松隈清之議員が、6月の定例会での教育長の発言を引用し、中学校給食に関する今後の方針転換について質問した。これに対して、教育長の天野昌明氏は、今回の完全給食実施が経済的な理由から選択制から変更になった背景を説明した。さらに、タブレット端末を使った教育支援の可能性についても言及し、教育の質を向上させる手段となり得ると強調した。
市長の橋本康志氏もこの議論に参加し、子供の給食政策が貧困対策として重要であると述べた。議会において、給食が心身の成長において必要不可欠であり、すべての生徒が栄養を得る権利があるとの認識を示した。また、食事の質向上に向けた具体的な取り組みや地域での支援の重要性も強調された。
松隈議員は、学校給食論議が長年にわたり進行していたことを指摘し、行政がこの問題に本気で取り組んでいるかを問う。具体的には、教育委員会の取り組みや家庭の経済的状況への配慮を求め、市内の保護者の声を届ける台としての役割を行政に期待した。