令和4年6月の定例会では、さまざまなテーマについて議論が交わされた。
特に注目されたのは、教育問題に関する質問である。「放課後児童クラブなかよし会」について、牧瀬昭子議員が児童クラブの新設にあたっての現状と課題を報告。教育部長の小栁秀和氏は、「今年の夏休みには、待機児童問題がクリアになるように取り組んでいる」と述べ、保護者や地域の協力が重要であると強調した。
また、学校の制服改訂問題についても議論が展開された。牧瀬議員は「生徒の多様性を重視する制服の改定が進められており、地域の声も反映された」と述べ、教育長の天野昌明氏も、「性別にかかわらず、自分のスタイルを選べる制服の導入を進めている」と説明した。
さらに、公共施設での除草剤の使用についても質問があり、健康福祉みらい部長の古賀達也氏は、「今後は環境に配慮した除草剤を使用することを重視している」と報告した。特に、子供や高齢者を守るための施策が求められていることが強調された。
一方、鉄道のまち鳥栖における重要な位置づけも話題に上った。江副康成議員が、現在の鉄道状況や新幹線利用促進について具体的な提案を行い、市長の橋本康志氏は「地域の交通網を改善する施策を進め、運営主体であるJR九州と協議を重ねる」とした。特に、貨物ターミナルへの積極的な関与と連携を図っていく姿勢を示した。
最後に、議員たちは市民や地域のニーズを重視しながら、新たな施策を進めることが重要であると再確認した。