令和3年3月、 鳥栖市の定例会にて、重要な議題が多数取り上げられた。特に、久光スプリングス練習拠点施設の建設計画が焦点となる中、出席した議員たちは様々な意見交換を行った。
議員からの質問に、スポーツ文化部長の佐藤敦美氏は久光スプリングスが鳥栖市に寄与している活動として、バレーボールチームの育成や地域活性化を挙げ、地域一体感の醸成を図る意義を強調した。また、施設の完成を2023年春に設定しており、さらなる公募や地域への開放の可能性について述べた。
一方、ワクチン接種に関しては、約1,000人分の供給が見込まれており、市長はワクチン接種に向けた体制づくりの重要性を訴えた。特に、接種対象者に対しての正確な情報提供の必要性を理解し、県との連携を強める方針を示した。
さらに、生活保護に関する扶養照会制度について質問があり、市長は制度の意義として、支援対象者の経済的負担を軽減するためのものであると延べたが、困難を抱える住民の状況理解が不足しているとの意見も出ており、課題の多さが指摘された。
自治会の個人情報の取り扱いについても議論があり、市役所から個人情報保護対応の重要性や、市民協働を目的とした取り組みを推進していく姿勢が示された。
さらに、移動販売事業や高齢者待機児童問題について、多くの意見が交わされ、地域住民のニーズに応える施策が求められる中、市長は今後も検討を重ねていくことを承諾した。
今回の会議では、鳥栖市の地域活性化や市民サービス充実に向け、多くの具体的な提案と関係機関との連携強化が必要であることが改めて認識された。