令和6年3月の定例会では、池田利幸議員が指摘した小郡鳥栖南スマートインターチェンジアクセス道路周辺の安全対策に関する一般質問が焦点となった。
池田議員は、3月17日の県道鳥栖朝倉線の開通予定やスマートインターチェンジの整備目的を述べつつ、周辺住民からの安全性への懸念が高まっていることを強調した。特に、道路の勾配や視界不良が問題であり、地域住民からは信号機設置を求める声が上がっている。この問題に対し、中島建設部長は、信号機設置の基準を満たさないとの見解を示し、今後の検討を約束した。
池田議員は、昨年からの信号機設置要望の経緯を説明し、交通量の増加が予想される中での対策の必要性を訴えた。さらに、地域住民が参加した説明会の内容についても言及し、参加者の不満や恐れが根強いことを警告した。やはり、住民の意見が行政においてきちんと反映される必要があると強調される。
次に議論が展開されたのは庁舎内の連携・調整についてである。池田議員は、公共施設の改修工事が住民の要望と異なるケースが見受けられると指摘し、その原因として技術職がいない場合の業務依頼の実態を問うた。市の対応策として、業務依頼の調査や業務の平準化を進めているとの回答があった。
最後に、池田議員は子育て支援についての質問へと移り、特に国が提唱する新たな健康診査制度についての見解を求めた。古賀健康福祉みらい部長は、現在進行中の健康施策は国の方針に整合しているとの説明を行い、特に乳幼児の健康管理に力を入れていると述べた。地域のニーズを反映させるための取り組みが重要であるとの了解を示しつつ、今後の方針を共有した。
この会議は、地域住民の安全性や子育て支援の充実など、市の施策に関わる重要な課題が論じられ、今後のさらなる対応が求められる内容となった。