令和3年第2回玄海町議会定例会では、町有財産や児童館の今後、幹線道路の整備促進についての重要な質問が行われた。
小山善照議員は、町有財産の取り扱いや各コミュニティセンターの今後の方向性について質問をした。
町長の脇山伸太郎氏は、各コミュニティセンターが地域社会の実現を目的として設置された背景や現在の利用状況について詳細に説明した。特に、廃校舎の活用については積極的に取り組んでおり、今後も施設の維持管理を行う方針を示した。各コミュニティセンターは、地域住民による多様な利用がされており、児童館の機能を保ちながらの運営が求められていることが強調された。
また、宮崎吉輝議員は幹線道路の整備促進について言及し、玄海町の道路網の重要性を訴えた。町道の拡幅改良に関しては、過去の具体的な要望が多くある一方で、実施が遅滞している現状を懸念した。町長も懸念を共有し、必要な補修や改良計画について前向きに進める考えを示したが、具体的な時期については不透明であることを認識せざるを得ないとした。
特に長倉大鳥1号線の町道移管について、県との覚書を元に進捗が遅れている事実も明らかにされ、住民の声に応える一環として、早期の改良計画策定が求められている。脇山町長は、町の管理下に来た場合には、迅速な対応を約束し、住民サービス向上のため努力を続ける意向を示した。
また、立畑平尾野線の未改良区間についても触れられ、唐津市との調整が必要であることも伝えられたが、協議を通じて前向きに取り組む姿勢が示された。議会の討議においては、住民の切実な要望を受け止める姿勢が強調され、今後の道路整備や児童館の運営においても、地域住民のニーズを反映させた政策が期待される。