令和5年12月19日に開催された玄海町議会定例会において、議案の審議が行われた。
議案第58号から第68号までの11件は全員一致で可決され、町の施策が進展する姿勢を示した。
町長の脇山伸太郎氏は、議案第69号について提案し、出産被保険者向けの国民健康保険税の軽減措置について説明した。
この改正は、出産予定日から4か月の間に国民健康保険税を減額するもので、第69号は無事可決された。
さらに、仮屋地区の海岸保全施設に関連する議案第70号では、変更契約が提案され、1億5,432万7,800円の支出が求められた。
変更理由は、鋼矢板の欠損と開口部の確認に伴う補修などである。脇山町長が提案の理由を説明し、質疑の後、問題なく可決された。
中でも、議案第71号は特に注目を集めた。これは外津漁港の臨港道路における事故に関するものであり、事故の責任は町側にあると認められた。
事故による損害賠償額は21万3,460円となるもので、全国町村会総合賠償補償保険から全額補填される予定だ。脇山町長はこの件についても説明を行い、了承を得て可決された。
最後に、上田利治議長は議会がすべての議案を終了した後、議会の閉会を宣言した。議長は、冬の寒さが厳しくなる中、出席者に健康を願う言葉をかけ、定例会の終了を告げた。