令和3年9月15日、玄海町議会にて、定例会が行われた。
本日は、使用済核燃料税条例の制定など、7件の議案について議論が進められた。
日程において最初に議題とされたのは、議案第38号の使用済核燃料税条例の制定である。担当者の説明では、九州電力株式会社からの意見書に基づき、条例案が提出された。九州電力は本条例案について、「総合的に勘案し、受け入れる」との意見を表明した。
これに対し、質疑は行われなかったため、議案は討論もなく、スムーズに採決に進んだ。全員の賛成により、議案は原案通り可決された。続いての議案は、令和3年度の一般会計補正予算に関わるもので、関連する他の特別会計補正予算も含む合計5件について一括で審議され、こちらも全員一致で可決された。
次に、令和2年度の各特別会計に関する歳入歳出決算の認定が行われた。決算特別委員会の報告によれば、全ての案件について、慎重審議の後に全員一致で可決及び認定がなされた。
最後に、意見書案第1号が議題とされた。コロナ禍による厳しい財政状況への対処を求めるもので、提出者の岩下孝嗣総務文教常任委員長が提案理由を述べた。意見書の内容は、地方税財源の充実および財政力の格差是正を求めるものである。議会は意見書案を原案通り可決し、国に提出することが決まった。
脇山伸太郎町長は、議会の閉会に際し、町政功労者として長年にわたって議会に貢献してきた議員たちを表彰した。友田国弘氏は20年間の活動を振り返り、「健康が第一」とのメッセージを送った。これをもって、令和3年玄海町議会定例会は閉会した。