令和5年6月15日、玄海町議会定例会が開かれ、町政や教育施策についての一般質問が行われ、大きな関心を集める内容が議論された。
一部の議員は、町の現状や将来計画について皮膚感覚を持つ方法を探る中で、町長の姿勢を問う場面が見られた。具体的には、2番の松本栄一議員は玄海町政全般についての所見を求めた。町長の脇山伸太郎氏は、行政と議会の役割分担について明確に説明し、町民の生活向上を第一に考える重要性を示した。
さらに、松本議員は、町内の道路状況を改善するための戦略にも言及した。町長は、安全な交通環境の確保を重要視し、適切な管理が行われていると述べたが、改修の必要性は依然として残っている。特に、国道204号周辺の道路整備については、旅行者や住民の往来を考慮する上でも喫緊の課題である。
図書館等複合施設の新設に関して、4番の小山善照議員が教育面からのアプローチを問うと、町長は教育の重要性に触れ、児童館の新設が子育て世帯にどのように寄与するか説明した。この新施設の運営や方向性に関しては、今後も町民の意見を受け入れる方針を示し、透明性を持った説明活動を続ける意向を持つと強調した。
また、人口減少が進む中で、町におけるエネルギー教育の取り組みはどうあるべきか討論が行われた。教育長の岩崎一男氏は、学校でのカリキュラム内にエネルギーに関する学習が組み込まれている旨を報告した。特に原子力発電所が立地する町として、エネルギー問題は未来の世代に重要な関心事であると述べ、エネルギー教育の重要性が再確認された。
さらに県立大学誘致についての議論も切り出された。町長はすでに要望書を県に提出しており、今後の進展に期待を寄せると同時に、設置場所へのこだわりが地域経済に与える影響について慎重に検討していく方針を語った。
最後に、高校存続問題に焦点があたり、青翔高校の全国募集に向けて町としての支援状況についても確認され、町全体で共に目指す意義が再確認された。議会は町民への説明責任を果たし、共に力を合わせて未来を築く決意を新たにし、散会となった。