令和3年3月22日に開催された玄海町議会定例会では、17件の議案が一括議題として審議され、全員一致で可決された。
議案の中には、佐賀県市町総合事務組合規約の変更や、選挙運動に関する公費負担の条例制定、後期高齢者医療に関する条例などが含まれ、各議案は議論の後に付託先からの報告を受け可決した。
この中で、特に注目されるのは、「議案第23号」の令和2年度一般会計補正予算である。町長の脇山伸太郎氏は、COVID-19の影響を受けて、既存の施設維持管理経費について計上する必要があると提案した。具体的には、野球場のナイター照明取替え工事が予定通りに進行できなくなったことが要因として挙げられた。これについて質疑はなく、原案通り可決された。
さらに、議第1号の「議会規則の一部改正」も意義深い。議会運営委員長の岩下孝嗣氏は、出産に伴う欠席事由の整備や、請願者に対する手続きの利便性向上について言及し、議員活動と家庭生活の両立支援策の一環として位置づけた。この改正により、議員が欠席する理由が明確化されるとともに、請願手続きが簡素化されることが期待される。
会議終了後、議長の上田利治氏は「全ての案件が原案通りに可決されたことをうれしく思います」と述べ、会議を散会しました。これにより、令和3年の定例会は全ての議題が終結した。