令和3年6月7日に開催された玄海町議会定例会では、さまざまな議案が審議された。最初に、会議録署名議員が指名され、その後会議期間が6月7日から同15日までの9日間と決定された。
続いて、議長の上田利治氏は、地方自治法に基づく報告を実施。具体的には、原子力発電所の運転状況に関する監査結果や議会戦略の意見交換について触れた。これに続き、町長の脇山伸太郎氏が行政報告を行い、重要な施策が数多く紹介された。
脇山町長は、原子力発電所立地の地域との協力強化について言及した。特に、調査を行った結果が生活や産業に及ぼす影響について資料が配布された。さらに、原子力発電に関する国民理解の促進が必要であると強調した。
また、議案第27号から議案第32号までを一括議題として、町道の認定や予算補正に関する詳細な説明が行われた。特に、議案第29号については、奨学資金の貸付額を統一することや、精神障害者への助成対象の拡大が説明された。
町長は、新型コロナウイルス対策としても従来にない補正予算を提案。具体的には、感染拡大に伴う地域経済支援や子育て世帯への給付金が含まれており、地域への支援の必要性が強調されていた。例えば、議案第32号の補正予算では、ワクチン接種推進に向けた対策も考慮されている。
最後に、すべての議案は予算特別委員会に付託され、さらなる審議を経ることとなった。周囲の出席者は、整然とした運営がなされている事を評価し、コミュニケーションの重要性を改めて認識した。