令和元年第3回玄海町議会臨時会が、令和元年8月28日に開催された。
本会議では、5つの議案が審議された。特に注目を集めたのは、議案第34号「専決処分の承認を求めることについて」と議案第35号「課設置条例の改正」である。
議案第34号に関して、脇山伸太郎町長は、玄海みらい学園バレーボール部が九州大会で優勝したため、早急に補助金を交付する必要があると説明した。総額7486985千円として、歳入歳出それぞれを増額する内容である。この補正予算は全会一致で承認された。
また、議案第35号では、行政サービス向上を目的とした職員の組織改変が提案された。主な変更は、防災安全課と企画商工課を新設することだ。脇山町長は、10年以上の時を経た今、急務と考えたと強調した。
「社会情勢の変化に対応するため、持続可能な行政経営を行う必要があります。」と述べた町長は、特に防災体制の整備が必要であると認識している。新設の防災安全課は、危機管理体制を強化し、原子力関連の安全性も考慮している。
一般からは、議案の改正に対して意見が寄せられた。岩下孝嗣議員は、原子力専門官の採用を求めた。これに対し、町長は必要性があるとしつつも、具体的な採用手続きや資金については今後検討する意向を示した。
さらに議案第36号においても、予算案が審議された。こちらも無事通過し、議会は次回に向けての準備を進めることになった。この臨時会は、全ての議案に対して原案通り可決され、櫻田議長のもと無事に会議を閉じた。